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診療内容

消化器内科・内視鏡内科

消化器の病気の主な症状として、胸やけ・つっかえ感・腹痛・腹部膨満感・便秘・下痢・ 排便時の出血・黒色便などがあります。 このような症状を認めた場合は症状に合わせて、上部内視鏡検査(胃カメラ)・ 下部内視鏡検査(大腸カメラ)・腹部エコー・レントゲン撮影をお勧めします。 とくに内視鏡に関しては、麻酔・鎮痛剤を使用し患者さんが苦しむことなく、安全に、 質の高い観察・治療を受けていただけるように取り組んいでます。

上部内視鏡検査

当院では、麻酔を使用した上部内視鏡検査(胃カメラ)を行っております。 麻酔を使用することで患者さんの不安や苦痛を軽減します。ほとんどの患者さんが意識の無いうちに検査をすることができ、 辛い思いをせずの検査を受けるができます。細径スコープを用いた経鼻内視鏡を行っていますが、 希望があれば口からでも行うことができます。NBI観察法など最新の機械を用いることで見落としのない検査を行っております。 炭酸ガス(体からすぐに無くなるガス)を用いることで、検査後の腹部膨満などの不快感もほとんど認めません。

逆流性食道炎

胸やけ・呑酸(胃酸が上がってきて、げっぷをする)・胸痛・ のどの違和感・長く続く咳などの 症状を引き起こし、日本人で増加傾向にあります。 内視鏡で食道の炎症・ただれを確認します。主な原因は 食道と胃の境目のしまりが弱くなったり、 胃の内容物が多くなり逆流します。 治療としては、胃酸を抑える薬を使用したり、 生活習慣を改善する指導をおこなったりします。

慢性胃炎(ヘリコバクター・ピロリ感染性胃炎)

80%以上がヘリコバクター・ピロリ菌感染によるものです。 ピロリ菌が胃に感染すると炎症を引き起こし、心窩部痛・ 腹部膨満感・不快感・食欲不振など 様々な症状を引き起こします。 感染が続くと萎縮という変化が起こり、 胃がんを引き起こすリスクが高くなります。 このため内視鏡でピロリ菌感染を疑う時は感染の有無の検査を行い、 ピロリ菌が感染している場合は 除菌を行います。除菌を行うことで胃がんの発生リスクを軽減します。 ピロリ菌に感染していた患者さんは除菌後も定期的な 内視鏡検査をお勧めします。

胃がん

最近減少傾向にありますが、日本人に多くみられる胃にできるがんです。 進行した状態で見つかれば手術などの治療が必要になりますが、 早期で発見すれば内視鏡治療でも完治する病気です。 このためは内視鏡による早期発見が重要です。 特にピロリ菌の感染を認めた方は定期的に内視鏡を行い早期に 病気を発見するようにしっかりした観察・ 丁寧な内視鏡を心掛けています。

機能性ディスペプシア

ストレスなどで発症する神経性の胃の不調です。 内視鏡検査を行っても何も異常が見つからないにもかかわらず、 食後のもたれ・早期膨満感・心窩部痛・ 心窩部の熱い感じを認めます。最近では機能性ディスペプシアの 治療薬もあり、精神的なサポートを行いながら 漢方薬なども用いながら治療を行っていきます。

下部内視鏡検査

当院では麻酔を用いた下部内視鏡検査(大腸カメラ)をおこなっています。麻酔を用いることで苦痛や恥ずかしさを 少なくした検査を行っています。麻酔以外にも、デリケートな内視鏡操作や炭酸ガスを用いることによるおなかの張りの軽減、 NBI観察法などを併用し見落としのない検査を行っています。また日帰り大腸ポリープ切除も行っています。 検査中のポリープを発見した場合はその場で切除するため、体の負担も少なく・経済的です。 (大きさ・個数で入院での治療を勧めさせていただくことがあります。また抗凝固剤を使用している方は 切除出来ない場合があります。)また最新の洗浄機を用いており、徹底した衛生管理を行っています。

胃内視鏡・大腸内視鏡を同日に検査することも可能です。通院の負担を減らすことができます。土曜日も検査を行っております。 下剤の種類は選ぶことができますので診察時ご相談ください。 またどうしても下剤の内服が苦手なかたは、胃内視鏡から下剤を注入することで、 自分で下剤を飲むことを回避する方法もあるため心配な方はご相談ください。

大腸がん・ポリープ

大腸がんは近年男女ともに増加している病気です。 しかしポリープなどの小さい状態で切除すれば 内視鏡で治療できる病気です。 病気が進行する前に早めに病気を見つけて治療することが重要です。 当院では日帰り手術でポリープ切除を行っています。

炎症性腸疾患IBD(潰瘍性大腸炎・クローン病)

腸に慢性的にびらん・潰瘍などの炎症を起こします。 炎症によって下痢・出血・腹痛を認めます。 原因は不明ですが、最近増えてきている病気です。 難病指摘疾患にあたります。当院も難病指定病院・ 難病指定医なので適切な治療が難病指定の書類作成などが可能です。

過敏性腸炎

精神的なストレスや自律神経の乱れなどで、腹痛・ 下痢・便秘を引き起こす病気です。 最近のストレス社会の影響で増えてきている病気です。 日本人の10人に1人は過敏性腸炎と言われています。 検査で腸に異常がないことを確認し、 しっかした問診を行い診断します。 症状に合わせて投薬を中心とした治療を行います。

このような症状の方は検査をお勧めします。

胃カメラ

  • のどに違和感・つかえる感じがある
  • 胸やけ・はきけ・げっぷがある
  • 胃(みぞおち)の痛みがある
  • 胃のもたれ・張り・不快感がある
  • 食欲がない・体重が減少した
  • 便の色が黒い・貧血を指摘された
  • 検診でピロリ菌の感染を指摘された
  • 慢性胃炎・胃潰瘍だと言われたことがある
  • 40歳以上で一度も胃カメラを受けたことがない
  • ピロリ菌を調べたことがない
  • お酒をよく飲む
  • タバコを吸う(吸っていた)
  • 家族に胃がん、食道がんの方がいる

大腸カメラ

  • お腹の痛み・張り・不快感がある
  • 下痢・便秘などの便通異常がある
  • 便が細い・すっきり出ない
  • 血便がある
  • 以前に大腸ポリープを指摘されたことがある
  • 検診で便潜血陽性を指摘された
  • 40歳以上で大腸カメラを一度も受けたことがない
  • お酒をよく飲む
  • タバコを吸う(吸っていた)
  • 家族に大腸がんの方がいる

検査の流れ

上部内視鏡検査

前日

前日の食事は脂分を避け、軽食にしてください。 21時以降は食べ物は口にしないでください。

当日

何も食べずに来院してください。水・お茶(透明なもの)は飲んでいただいて大丈夫です。 薬は朝7時までに内服してください。中止していただく薬もありますので詳しくは お問い合わせください。服装はゆったりとした服装(腕を出しやすいもの・ 多少汚れてもいいものなど)で来院ください。

問診・体調確認

当日の体調を確認した後に、ロッカーに案内しお荷物をお預けいただきます。 胃カメラは特にお着替えの必要はありません。

鼻・喉の麻酔

検査用のベッドに移動し、検査前の処置を始めます。 胃の中の泡を消すお薬を飲んでいただき、苦痛をなくすための麻酔を鼻または喉に行います。 ※経鼻、経口の選択可能

検査室から検査

検査室に移動し検査を受ける体制をとり、モニターで呼吸状態などを確認しながら 麻酔を開始します。ほとんど方は検査中のことは覚えていませんので、ご安心ください。 苦痛なく検査を受けることができます。

休憩

検査終了後、ベッドで休憩室に移動します。 十分に目が覚めまたことを確認し、ロッカーからにお荷物を取り出し診察室に移動します。 検査後の安静の目安は1時間程度です。

説明

診察室で検査の説明を画像を見ながら説明させていただきます。 また検査結果も用紙でお渡しします。 病理検査などを行った場合は、後日再診し結果を説明させていただきます。

下部内視鏡検査

前日

前日の食事は食物繊維が多いもの・にら・ネギ・わかめ・野菜の皮・こんにゃく・種・ ゴマを避け、軽食にしてください。(便秘の方は3日前から控えてください) 21時以降は食べ物は口にしないでください。 水分(透明なもの)は飲んでいただいて大丈夫です。 寝る前に軽い下剤を内服していただきます。

当日

当日は絶食です。 クリニックで下剤を内服される方は絶食のまま来院してください。 自宅で内服される方は検査開始の約5時間前から2時間程度で腸洗浄用の下剤を飲んでいただきます。 (種類によって量は違いますが大体2L程度です)下剤内服中は軽い運動を行い、 腸の動きをよくしてください。 内服中の腹痛・嘔気がひどい場合はクリニックに連絡してください。 また下剤を内服しても便が出ない場合もクリニックに連絡してください。 薬は朝7時までに内服してください。中止していただく薬もありますので詳しくはお問い合わせください。 服装はゆったりとした服装(腕を出しやすいもの・多少汚れてもいいものなど)で来院ください。

問診・体調確認

体調・便の状態を確認した後に、ロッカーに案内しお荷物をお預けいただきます。 最終の便の状態を確認しておいてください。  更衣室で検査着に着替えていただきます。

検査前の点滴準備

検査用のベッドに移動し、検査前の処置を始めます。 胃の中の泡を消すお薬を飲んでいただき、苦痛をなくすための麻酔を鼻または喉に行います。

検査室から検査

検査室に移動し検査を受ける体制をとり、モニターで呼吸状態などを確認しながら 麻酔を開始します。ほとんど方は検査中のことは覚えていませんので、ご安心ください。 苦痛なく検査を受けることができます。

休憩

検査終了後、ベッドで休憩室に移動します。 十分に目が覚めまたことを確認し、ロッカーからにお荷物を取り出し診察室に移動します。 検査後の安静の目安は1時間程半程度です。

説明

診察室で検査の説明を画像を見ながら説明させていただきます。 また検査結果も用紙でお渡しします。 病理検査などを行った場合は、後日再診し結果を説明させていただきます。

当院が麻酔を使った検査を勧める理由

当院では最新の内視鏡・炭酸ガス・丁寧な操作を行うことで検査の苦痛を極力抑えるように心掛けています。 しかし癒着がある方、腸が長い方など麻酔がなければどうしても苦痛を感じることがあります。 また恐怖心がある、羞恥心があるなど色々な検査に対すネガティブな印象がある患者さんもおられます。 このような方に麻酔を用いることで、安楽な検査を受けることができます。 大腸癌の予防には、内視鏡検査が有効であるとのデータあり、患者さんに安心して検査を受けていただくことで 大腸癌を減らしたいをいう思いがあります。 また高齢化社会になってきており、検査は一生で一度だけに検査ではありません。 検査が苦痛でもう検査を受けたくないと思っていしまうと、患者さんに不利益になります。 このため理由で検査を楽に受けれるように工夫しております。

下剤注入を行う理由

大腸内視鏡検査を行うためには、どうしても腸をきれいにしなければなりません。 当院では様々な下剤を用意していますが、いずれも2L近い量を飲まないといけません。 物理的にどうしても2L飲めない患者さんがおられます。 下剤が内服できないために検査を受けることが出来なければ、大腸癌などの病気を発見する機会を失うことになります。 当院では下剤を自分で飲まなくてもいい方法(下剤注入)を行うことができます。 下剤注入を行う前に十分な説明と必要な検査がありますので、診察時に遠慮なく質問してください

当院で行うことができる検査

  • 採血・尿検査
  • 上部内視鏡検査(胃カメラ)
  • 下部内視鏡検査(大腸カメラ)
  • 頸部エコー検査
  • 腹部エコー検査
  • レントゲン検査
  • 心電図検査
  • 視力・聴力検査
  • 骨粗鬆症検査